この世界で『使徒』と呼ばれる未確認不明生命体が存在していた

その世界の命運を握る鍵となる一人の少年がいた

彼の名は碇シンジ

蒼銀の髪、紅の瞳、作られた存在

ガフの扉を開く一つの鍵、綾波レイ

重い過去を背負う少女

己自身こそが一番なのだと誇り高い少女、惣流・アスカ・ラングレー

全ては愛する人に会う為に存在する男

ネルフを束ねる者、碇ゲンドウ

ゲンドウを導き支える大黒柱

初老の男、冬月コウゾウ

決して報われることのない悲しい恋を焦がれる女性

科学者と女の二つのジレンマを持つ赤木リツコ

父の仇、復讐を生きがいする女性

知られざる真実を知らない葛城ミサト

弟と仲間の死を罪に背負う者

真実を追い求める男、加持リョウジ

全ては己が神にならんとする悲しい人間

半ば機械と化した人間にして全ての黒幕、キール・ローレンツ




この世界にもう一人の主人公が存在した

存在するはずのない人間  不安確定要素 イレギュラーな存在
狂われる予定調和 Nobody 存在してはならない者
記憶―Memory― 紅の海 第三の存在
不老不死 紅のコア エヴァンゲリオンシャドウ
光と影 もう一つの世界 平行世界 運命―Destiny―
世界改変 情報爆発 もう一人の自分
アダムの力 暴走 希望 最後の鍵








全ては長き眠りからの覚醒―目覚め―





















カツンと靴底が鉄の廊下を踏む音が聞こえた
闇に閉ざされた廃れた研究室
無機質なその空間に一つのカプセルがあった
その空間にある水で満たされたカプセルから蒼の輝きを放ち、部屋を照らしていた。
それに繋がる無数の太いパイプ
漆黒のコートを身に纏う男、フードで隠された顔



「やっと……出会えた」



目の前にあるカプセルの中で眠る少女に言う
彼女は顔の上半分が鋼できた生命維持装置のような兜で覆われていた。
そこにはこう刻まれていた。





















―ORIGINAL REI―





















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